2020年お正月

美しい姿は束の間……

今年のおせち。ここ数年、弟が仕事の関係先の料理屋さんに注文して、大晦日におせちが我が家にやってくるのですが、弟は元旦も早朝から仕事のため、たいていは変わり果てた残骸を見ることとなる。だから、美しい姿を見せるべく、箸をつける前にパチリ!

お雑煮+ナゾの粉

お雑煮って、その土地のカラーが色濃く出るもの。うちの実家は関西なので、白みそベース。丸餅で、野菜は大根、人参、小芋、豆腐が入ります。ま、そこは特筆することでもなくて……。

他県の人から、なんじゃそりゃ?と驚かれるのが、添えられる粉。危ない白い粉じゃないですよ、黄色いやつ。そう、まさかのきな粉。当然、甘い!みそのしょっぱさを感じつつ、汁から引き上げた餅を甘いきな粉にからめて食べるスタイル。

生粋の奈良人は、きな粉雑煮!

よそのお雑煮をいただく機会はそうそうないので、大人になるまで、日本全国でこの食べ方をしていると思っていました。

あるとき東京の人と話していてお雑煮の話題になり、驚かれた後に「奈良の人はみんなそんな食べ方をするの?」と聞かれました。気になり、地元の友人に尋ねてみたところ、違う!と答える友人の多いこと……。同じ食べ方の友人もいて、共通点を探ると、祖父母の代から奈良で暮らす家でした。

諸説ありますが、きな粉は悪霊を払うとされたり、黄色から稲穂を連想させ豊作を願う思いが込められていたりするようです。

お雑煮にきな粉が添えられてないと、なんか物足りないんですよね。物心ついた頃からの習慣ですからねぇ。さ、きな粉パワーで今年も良い年になりますように!

きな粉雑煮の諸説 下記より引用 https://www.betterhome.jp/onlinebook/2255

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です